気候変動政策アドバイザー アントニオ・ヒルの北海道留寿都村での一日(7月9日)
G8国際メディアセンター(IMC)での日々はハムスターの回し車のよう:常に走り回っているが、終わるのはスターと地点と同じところ。
そして、時間がものすごく速さで過ぎていく・・・。
朝起きたと思ったら、もう夕方の5時!お昼ごはんも取っていないし、あとまだ4時間は働くことになる。
他のNGO団体や記者を追いかけたり、情報共有して、分析したり、見解を示したり、インタビューをしたり、プレス用のブリーフィングを行ったり、IMCと世界各国にいる同僚とコミュニケーションを取ることに奮闘。
ここの環境もまたおもしろい。(ハイブリッド)セグウェイに乗った忍者のような警備の人たち、現実離れしたホテルに囲まれ、ちょっと日本風な臨時特設会場IMCの建物には6000程のメディア代表のニーズが24時間応えられるようになっている。
次の予定は?と聞かれたが、イルカと泳ぎたい。とりあえず今やるべきことは、帰路のフライトのチェックインをオンラインで行い、食事を取り、メールをチェックし、ここ2、3日のメディアとの接触やインタビューを書きまとめ、明日の反省会でしゃべるべき要点を考えて、母親の誕生日プレゼントのことも・・・それとも早く寝るにかぎる!!!
気候変動担当スタッフ アントニオ・ヒルのインタビュー(英語)
<気候変動コミュニケに対するオックスファムの見解>
アントニオ・ヒル(オックスファム・インターナショナル スポークスパーソン)
「このような調子では、2050年ごろには世界はゆであがり、今回成果を出せなかったG8の首脳たちはとっくに忘れ去られていることでしょう。G8は「50年までに50%」というそれ自体煮え切らない目標を承認しましたが、これでも世界が気候変動による溶解を回避できる可能性は五分五分です」
「今回のG8が発表した内容はブレークスルーなどではなく、交渉の低迷しかもたらさず、今すでに数百万の貧困層が直面している危機を低減させることにはなりません」
「援助額が増大ではなく減少している中で、気候投資基金への拠出金をODAから出すという考えは不公平以外のなにものでもありません。気候適応のためといって使われるお金が、そのまま医薬品、教科書の調達など、開発に不可欠な資金を奪うことになるからです」
主要点
●2050年までに温室効果ガス排出量の50%削減を目指すことに合意するも、基準年は不明
●世界銀行に気候投資基金(CIFs) を設立し、60億ドルを拠出。この財源はODA
●排出量がいつピークを迎え、いつ減少に転じるかの合意なし
●排出量削減に関する中期目標はなく、あるのは不明確な目標のみ
●先進国と途上国が「差異ある責任」を有することを認識
押さえるべき事実
●壊滅的な結果を避けるためには、地球の温室効果ガス排出量は2015年までにピークを迎え、 2050年までに1990年レベルから80%削減されている必要がある。
●先進国は2020年までに温室効果ガス排出量を1990年レベルから25〜40%削減しなければならな い。
●途上国が気候変動の影響への適応に必要とする資金は、年間500〜860億ドルと試算されている。
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