
1942年、ナチス軍による攻撃で窮地に陥っていたギリシア市民に、オックスフォード市民5人が、食糧や古着を送ったことが、オックスファムの始まりです。「オックスフォード飢饉救済委員会(Oxford Committee for Famine Relief)」という名で活動を行なっていましたが、その後、オックスファム(Oxfam)と名称を改めました。
1948年にオックスフォードではじめて、オックスファムのチャリティーショップを開き、市民レベルでの活動を開始するとともに、第二次世界大戦後のヨーロッパの戦後復興、植民地独立への難民支援、自然災害に対する緊急支援などを行ない、その支援活動の歴史を刻んできました。

ヨーロッパの復興ともに、発展途上国に目が向けられるようになりました。1961年、海外事務所を初めて設立し、それをきっかけとして、「現地の人びとの生活が自立するように、人びとが自分の作物を作ることができる援助」を目指し始めました。
英国だけではなく、世界各地で新しくオックスファムを設立したり、賛同する団体がオックスファムに合流するなどの形を取って、木々が根をはるように、世界中にオックスファムが根付き、生命を持ち始めました。
オックスファムの活動は次第に、現地団体・現地NGOとのパートナーシップに軸が置かれるようになります。一方、先進国ではただお金や服を送るだけでなく、貧困を根本から解決するために、キャンペーン活動を積極的に行なうようになりました。

90年代以降、人びとは、国境や地域に関わりなく、地球規模で考えることが必要とされ始めました。オックスファムはその動きに伴い、「オックスファム・インターナショナル」として、世界各地のNGOの連合体として生まれ変わりました。
各国のオックスファムは、互いに対等な関係を保ち、どこが支部という訳ではありません。それぞれの国事情に合わせた独特のスタイルを持ち、それぞれを生かしながら、同じビジョンを共有する仲間として、強い結束力を持ちます。支援活動の現場だけではなく、国際会議など国際政治の舞台で、オックスファムの国際的な結束力を生かし、より包括的な政策提言を行なっていきます。