気候変動は、自然資源、野生の動植物、そして人々に影響を及ぼします。気候変動に対する解決策は、これらすべてが受ける様々な影響に対する、公正かつ衡平な対策である必要があります。
日本をはじめとした先進国は、自国の温室効果ガス排出量を減らし、途上国が温暖化の影響に適応できるように資金を提供することで、地球全体の生態系を守り、かつ最も貧しい人々の生存を助けることができます。

©Brendan Cox/Oxfam
産業革命から約200年、私たちの化石燃料に依存した経済はついにこの星の気候を変える力を持ってしまいました。
ビジネスに活力を与え、自動車を動かし、冬を暖かくしてくれる燃料が、「温室効果ガス」を生み出し、地球をゆっくりと暖めています。
気温の上昇により、極端な天候が頻発し、氷河が溶け、洪水や干ばつを引き起こしています。
■緊急行動が必要
●世界保健機関(WHO)の推計では、気候変動による死者数はすでに年間15万人に達している可能性があります。
●温暖化のペースが上がっており、1990年代に予想されていたよりも早くに影響が表れています。
■最も早く、深刻な被害を受けるのは貧困層

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●1990年代の時点で、途上国で気候変動と関係する災害の影響を受けた人は20億人に上る。今後10年間で、この数字は倍増する可能性がある。途上国に住む人々がそのような災害の被害を受ける可能性は、先進国の人々よりも20倍も高い。
●2007年8月現在、この年にそれまでに起きた洪水で、11カ国2億4800万人が影響を受けていました。もともと南アジアでは激しい洪水はよく起こっていましたが、気候変動によってモンスーン型の降雨がさらに激化したり、これまでとは異なる地域で豪雨が見られるようになると言われています。
●2007年の7月から10月の4カ月の間に、アフリカでは、セネガルからソマリアに至る23カ国が、過去30年で最悪の洪水を経験しました。これにより、2000万人が影響を受けました。アフリカは変わりやすい天候の多い大陸ですが、さらに極端な天候、特に「極度に水量の多い天候現象」が増えることが、気候変動の専門家によって予想されています。
●アフリカでは、2020年までに今よりもさらに2億5000万人が水不足に直面する可能性があります。いくつかの国では、天水作物の収穫量が半減する可能性も指摘されています。
■対策には多くの資金が必要
●国連開発計画(UNDP)が最近行った試算によると、途上国が今後必要とする「適応資金」は、年間860億ドルに上ります。
●これは、今すぐに気候変動対策のために行動を起こした場合のコストであり、行動を先延ばしにした場合よりもはるかに低く抑えられます。温室効果ガス排出量をすぐに削減できなかった場合、将来さらに急速な削減が求められることになり、その分先進国を含めた経済の『痛み』は増すことになります。
■革新的な解決策が求められる
●南アフリカでは、予測が困難になっている降雨パターンに適応するために、すでに成長の早い作物に切り替えている農家もいます。
●バングラデシュでは、洪水による被害から畑を守るために、水上型の野菜農園を作り出している村があります。
●ヴェトナムでは、海岸沿いにマングローブ密集型の堤防を築いているコミュニティがあります。
これらの解決策は、下記のアニメーションでご覧いただけます。
気候変動の解決は容易ではありません。しかし、何百万人もの人びとにふりかかっている貧困には、シンプルな解決策がいくつかあります。それがオックスファムが行っていることです。
このアニメーションでは、オックスファムが行っている活動がご覧いただけます。