
©Gilvan Barreto/Oxfam
コーヒー農家のローレンス・セグヤさんは、しぼんだまま放置されているコーヒー豆と、鬱蒼とする雑草を指さして訴えます。
「先進国の皆さんに言いたい。あなたが楽しんでいるそのコーヒーが、今は私たちの貧しさの原因となっているのだということを。汗をかいて育てているのに、全く収入にならないんだ」
ローレンスさんが怒るのも無理はありません。コーヒー豆の買い取り価格があまりに下落したために、豆を摘む意味を見いだせなくなり、収穫をあきらめてしまったのです。収入が底をついたため、今や子どもたちを学校に送ることも、石鹸を買うことも、料理に必要な燃料を手に入れることもできません。
コーヒー貿易にかかわる人がみな彼のように損害を被っているかというと、まったくそうではありません。有名なコーヒー会社は、軒並み莫大な利益を上げているのです。
何かが大きく間違っている − オックスファムが世界貿易ルールの改革を求めてキャンペーンするのは、この考えに基づいています。
国際貿易: 何が間違っているか?
このような状況を思い浮かべてみてください。
貧しい国の貧しい人々が、作物やモノを生産します。ほかの人や、先進国の市民がそれを買うことで、貧しい人たちも貧困から抜け出せる。
いい話だと思いませんか?では、なぜ実際にはそうなっていないのでしょう?

©Chris Young
その答えは、
不公正な世界貿易のルールにあります。
国と国の間の貿易のあり方を決める世界貿易機関(WTO)は、先進国に支配されています。そこで決められるルールによって、途上国は慢性的に損をするようになっているのです。先進国はまた、「二重基準」を多用しています。途上国に厳しいルールを課す一方で、自らはそれに従わないのです。
その結果、不公正な国際貿易によってたくさんの人々が生計を失い、貧困に閉じ込められてしまっています。
貿易の詳細へ