オックスファムは、世界90カ国以上で貧困を克服しようとする人々を支援し、
貧困を生み出す状況を変えるために活動する国際協力団体です。

【東日本大震災】情報発信支援

東日本大震災以降、オックスファム・ジャパンのパートナー団体は、その専門性を生かし、被災した方々の相談対応や個別支援を実施しています。


情報発信支援

多言語での震災関連情報を提供している、オックスファムのパートナー団体、(特活)多言語センターFACILには、毎日たくさんの相談が寄せられています。(特活)多言語センターFACILからの寄稿をご紹介致します。


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ひょうごラテンコミュニティの電話相談には、多種多様な相談が毎日かかってくる。
事務所の固定電話のみならず、代表である、大城ロクサナさんの携帯電話2台も一日中鳴りっぱなしだ。
特に、東日本大震災後はパンク状態の個別の電話相談に限界まで対応しながら、大震災や原発の状況、
食べ物の放射能汚染などについての情報を記事に翻訳し、Facebookやスペイン語情報誌Latin@で広く発信するといった活動も続けてきた。


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(日本に在住するラテン人のために「Latin@」)


震災後、半年が経ち、災害に関する相談は落ち着いてきたが、原発や放射能汚染のニュースが報道されるたびに相談の電話が急増する状況は今も変わらない。


先日も、スペイン語圏出身の女性がパニックになって電話をかけてきた。
「今スーパーマーケットにいるんだけど、私日本語が読めないから一体どれを買ったらいいの?スーパーで売っている野菜は全部食べていいの?それとも福島産も売っているの?福島産って日本語を読めないからわからないの!あと牛肉。どうやったら福島の肉じゃないとわかるの?牛乳はどのパックを買っても大丈夫?それとも飲んじゃダメ?私たち、何を食べたらいいの?」
 この女性はスペイン語のニュースで食品の汚染情報を目にしたらしい。
言葉の壁によって日本で流れる詳しい放射能のチェックや出荷制限のニュースを知ることができず、
海外向けの見出し情報にパニックになったのだ。相談を受けたスタッフは、流通している食品はチェックを受けていること、もし不安ならスーパーのスタッフの人に表示を読んでもらえるように伝えることもできることを伝えた。


「日本語が読めない人はスペイン語や英語の海外向けニュースから情報を得ている。でも詳しい内容まで書いていないでしょう?だから気になるニュースが流れると夜でも朝でも日曜日でも電話がかかってくる。もうきりがない。でも、私たちの電話番号を知っていて相談できる人はまだ良くて、不安に思っていても相談できない人、我慢している人はもっとたくさんいると思う。少しでも正確で詳しい情報が届くように、地道に発信していくしかない」と、代表の大城ロクサナさん。


在日外国人のための災害情報発信とは、被災地への支援のみでなく、全国で情報難民となっている人々への支援でもあるのだ。

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