オックスファムは、世界90カ国以上で貧困を克服しようとする人々を支援し、
貧困を生み出す状況を変えるために活動する国際協力団体です。

オックスファム親善大使ヘレナ・クリステンセン、ネパールで気候変動の影響を撮影


2010年11月22日

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"世界中が溺れかけているというのに、力のある国々は誰一人として救命具を投げかけようとしないのです"

- ヘレナ・クリステンセン




オックスファム親善大使を務める写真家ヘレナ・クリステンセンは今日まで、国際協力団体オックスファムとともにネパール訪問を行いました。気候変動の影響を写真を通して訴えかけることが目的です。

ヘレナは今回の訪問で、貧しいコミュニティが、気候変動の影響に対処していくためにいかに資金援助を必要としているかを目の当たりにしました。特に急激で予測のできない天候の変化が起こっているTerai地方では、村々を訪ねて撮影を行いました。度重なる「寒波」や干ばつ、大雨など極端な天候の変化は、農作物に大きな被害をもたらし、人々の生命を脅かしています。

ネパール訪問に先立って、ヘレナは昨年ペルーを訪問し、コペンハーゲンでの世界環境会議にも参加しています。

「また同じ場所に逆戻りです。今回はネパールで、私たちは以前と同じ気候変動の影響に苦しむ人々と話をしています。気候変動に対する意識は高まっているにもかかわらず、世界のリーダーたちは必要な対策をとらないままで、そのためもっとも貧しい人々が被害にさらされています」とヘレナは言います。

「私が話をした55歳のKamalawatiは、洪水で家が崩れてしまったので泥と竹で新しく家を建てなければならないと言っていました。彼女にはコンクリートの土台を作るお金がなく、次に大雨が降ったときのことを恐れています」と続けます。

この旅行は、メキシコ・カンクンで国連の気候変動に関する会議(COP16)が始まるちょうど一週間前に予定されました。

ヘレナは言います。「世界が何も変わっていないことに、とても苛立ちを感じます。問題は振り出しにもどったみたいに見えます。しかし現実には、恐ろしいことに何千人もの生命が犠牲になっているのです。来週のカンクンでの会議では、各国政府が必要な決断をまたも避けるようなことは絶対にあってはなりません」

「世界中が溺れかけているというのに、力のある国々は誰一人として救命具を投げかけようとしないのです。彼らは今こそ気候変動の問題に真正面から取り組み、変化を起こしていく必要があります。最も被害を受けやすい人々への資金援助を増やすことは緊急課題であり、信頼の回復にもつながるでしょう」

ヘレナのペルー・ネパール訪問の写真展は、2011年から2012年にかけて世界各地で開催される予定です。

オックスファムのネパール担当局長スコット・ファイアは言います。「大切なのは、貧しい人々を襲っている気候変動の深刻な影響について、世界が意識を高めることです。ですからヘレナがこの国の人々に直接会い、現状を世界に伝えようとする姿勢をとても嬉しく思います。彼女の今回の訪問は、国連の会議が来週に控えている今、非常にタイムリーでもあります。各国政府が気候変動の問題から逃げずに立ち向かい、被害にさらされている人々を守るため具体的な行動を起こすことが何よりも重要です」


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国:ネパール