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「コントロール・アームズ」キャンペーン・プレスリリース 加速する武器貿易条約(ATT)交渉

「コントロール・アームズ」キャンペーン・プレスリリース
加速する武器貿易条約(ATT)交渉

ニューヨーク:
将来の武器貿易条約(ATT)に関する、7月11日から15日までの国連準備委員会では、多くの重要な国々が交渉プロセスへの支持を示し、交渉は一歩前進しました。また、1兆2000億米ドル以上の資産を有する投資家たちや、武装暴力のサバイバーたちの国際的なグループや、武器産業の人々が、今回の会議中にATTへの支持を表明し、法的拘束力のある厳格な内容のATTが2012年に合意されるべきと訴えました。「コントロール・アームズ」は、武器の移転が、紛争や貧困、国際人権法の重大な侵害などを助長することを防ぐことができるような、国際的な法的拘束力のある条約を求めています。


現在のところ、通常兵器の貿易を規制するグローバルな合意文書は存在しません。今週、世界各国の代表は、通常兵器の貿易を規制する将来の条約の内容について議論する最後の準備委員会に参加しました。そして7月14日には、将来のATTの主要要素を挙げた議長の非公式文書が各国代表に示されました。

「コントロール・アームズ」キャンペーンのコーディネーターであるジェフ・アブラムソンは、次のように述べました。
「これまでのプロセスで、将来のATTに向けての基礎が敷かれました。7月14日の文書には多くの欠落があります。議論を脱線させようとする人々もいました。しかし、多くの前進がありました。外交官たちは、それぞれの国に戻り、見解や立場を精緻化し、効果的な条約を達成するための明確なコミットメントをもって2012年の会議にあたる必要があります。とりわけ重要なのは、ATTによって、国々が武器移転についての情報を開示することを可能にし、武器貿易の闇の世界に光を当てることです。」

世界の全ての地域からの100人以上の市民社会の代表が、「コントロール・アームズ」のメンバーとして今回の準備委員会に参加しました。キャンペーンは、規制なき武器貿易が人々に及ぼしている有害な影響を実際に減らすことができるような条約を作るよう、国々に求めています。

弁護士であり、武装暴力のサバイバーである、アルバニアのスエラ・ララは、各国の代表にたいして、会議場で次のように述べました。「効果的な条約を作るために、私たちは力を尽くしています。各国の皆さんも、同じように力を尽くしてください。この条約は、武器の力よりもずっと強いものでなければいけません。そして、政治的圧力よりも強固で、経済的利益よりも有益なものでなければいけません。」

「コントロール・アームズ」にとって、今回の準備委員会で、ラテン・アメリカ、カリビアン、アフリカ、太平洋地域で武装暴力の影響を受けている国々が厳格な内容のATTを支持したことは、非常に喜ばしいものでした。また、国連安全保障理事会の常任理事国5カ国(アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国)だけで、グローバルな武器貿易の88%を占めていますが、この5カ国が会議中に共同声明を発表し、交渉プロセスへの支持を表明しました。世界の主要な武器輸出国がこのような共同声明を出すのは、今回が初めてです。

【問い合わせ】
このプレスリリースについては、「コントロール・アームズ」国際事務局までお問い合わせください。
連絡先:Jeff Abramson, Coordinator, Control Arms Secretariat, 646-527-5793, jeff@controlarms.org
「コントロール・アームズ」は、厳格な内容のATTを求める市民社会によるグローバルなキャンペーンです。ATTは、武器や弾薬の移転が、紛争や貧困、国際人権法や国際人道法の重大な侵害などを助長することを防ぐ、国際的な法的拘束力のある条約であるべきです。詳しくは、以下のキャンペーン・ウェブサイトをご覧ください。
http://www.controlarms.org

【関連情報】
・ニューヨークでのNGOの活動や議論の様子は、オックスファム・ジャパンのスタッフブログ「軍備管理・軍縮便り」にアップデートしています。
http://www.oxfam.jp/staff_blog/cat355/
・準備委員会関連の情報リンク集や文書は、「武器と市民社会」研究会ブログの通常兵器移転規制コーナーに掲載しています。
http://aacs.blog44.fc2.com/blog-category-6.html

カテゴリ:プレスリリース
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