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武器貿易条約(ATT)国連準備委員会、第一回が閉会 条約に向けて、一歩近づく

武器貿易条約(ATT)国連準備委員会、第一回が閉会
条約に向けて、一歩近づく

ニューヨーク:「コントロール・アームズ」キャンペーン プレスリリース
(発信:オックスファム・ジャパン)


武器貿易条約(ATT)に関する国連準備委員会の第一回目には、2012年の条約交渉会議に向けた予備交渉に割り当てられている時間の半分が費やされました。
今回の議論を通じて、22日には、将来の条約の構成要素や原則案についての文書が作成されました。

作成された文書に含まれている原則のなかには、重大な人権侵害に使われたり、貧困や紛争などの状況を悪化させる可能性がある場合に国際的な武器移転をしない、といった原則も含まれています。
多くの国々によって提案されたその他の原則案も、将来のATTに含まれた場合は、武力紛争、戦争犯罪、組織犯罪やテロのために使われる可能性がある時の国際的な武器移転を防ぐものとなります。

「コントロール・アームズ」キャンペーン関係者は、この会議での議論の進展について一定の評価をするとともに、次回の準備委員会までの時間を最大限に活用し、条約形成に向けてさらに前進することを、各国政府に求めています。

将来のATTの内容の一つ一つの事項について議論を詰める作業が残っていますが、会議に参加した大多数の国々は、武器の無責任な移転を規制するためのグローバルな基準が存在しないことで引き起こされる被害を減らすために、ATTが必要であることをあらためて確認しました。

アムネスティ・インターナショナル・セネガル事務局長のSeydi Gassamaは、次のようにコメントしました。
「将来のATTは、小型武器から、ヘリコプターや戦車、弾薬や構成部分に至るまで、全ての通常兵器をカバーする必要があります。そして、そうした全ての通常兵器について、各国に共通の移転許可手続きを設け、人権侵害に使われたり、紛争などを悪化させたりするような場合に武器を移転しないようにする必要があります。」

今回の会議で問題となったのは、2週間の会議日程のなかの重要なセッションにNGOが入室できなくなったことでした。「コントロール・アームズ」キャンペーンは、今後のATTプロセスにおける会議を、より開かれた透明性のあるものにすることを求めました。

オックスファムの「コントロール・アームズ」キャンペーンの指揮をとるAnna MacDonaldは、次のように述べています。
「紛争や人権侵害に武器を使う人たちが兵器や弾薬を入手しにくくするような条約に、世界は一歩近づきました。人びとの生命や生活をまもる条約を達成するために、各国は来年の第2回準備委員会までに十分な準備をすることが必要です。」

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