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腐敗防止サミット、タックスヘイブンへの対策不十分なまま閉幕

TaxHaven_Stunt_TrafalgarSquare_Oxfam.jpgPHOTO: Andy Hall / Oxfam

5月12日にロンドンで開催された腐敗防止サミットは、40カ国以上の政府代表ならびに世界銀行と国際通貨基金(IMF)の代表が集まったにも関わらず、租税回避を防ぐ有効な対策を打ち出せないまま閉幕しました。

腐敗防止サミットでは、ペーパーカンパニーの実質的所有者に関する情報を一元管理していくことに数か国がコミットしました。これらは歓迎すべき前進ではありますが、租税回避の問題に有効に対処するためには、タックスヘイブンを含むすべての国・地域がこうした措置を導入する必要があります。

一部の国や地域が規制を強化したとしても、税逃れを目的としてタックスヘイブンに資産を置く個人や企業は、情報開示の必要性がない別のタックスヘイブンに資産を移すことが予想されます。これでは、パナマ文書の公開によって白日のもとに晒された租税回避という国際的な問題の解決は到底望めません。

租税回避によって、途上国で失われている税収入は1700億ドルにも上ると試算されています。これだけの財源の何分の一かの資金があれば、保健サービスの拡充などを通して1.5億人の子どもたちの命が救えるのです。

タックスヘイブンによって途上国も先進国も税収を失っています。そのツケを払わされるのは、各国の一般市民であり、世界の最も貧しい人々です。格差拡大の要因であるタックスヘイブンの時代を今こそ終わらせるため、すべての国が参加する国際的な取り組みが必要です。

メディアの方々へ

1. ロンドンのトラファルガー広場にて、オックスファムをはじめとした国際NGOがタックスヘイブンの問題を訴えるためのパフォーマンスを行いました。写真と動画はこちらからダウンロードいただけます。
http://wordsandpictures.oxfam.org.uk/?c=21101&k=e04a420bbb

2. 腐敗防止サミットで発表された声明は以下からご覧いただけます。
https://www.gov.uk/government/publications/anti-corruption-summit-communique

本件に関するお問い合わせ先
(特活)オックスファム・ジャパン(担当:森下)
TEL: 03-3834-1556 EMAIL: media@oxfam.jp (日・英)

カテゴリ:プレスリリース
タグ:格差、租税回避
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