オックスファムは、世界90カ国以上で貧困を克服しようとする人々を支援し、
貧困を生み出す状況を変えるために活動する国際協力団体です。

ネパール

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©Aubrey Wade

ネパールでは、女性の社会的地位が低く、特に既婚女性は厳しい状況に置かれています。既婚男性の70%は海外に出稼ぎに行きますが、家族が生きるための充分な仕送りはありません。女性が家庭内で唯一の稼ぎ手となりますが、多いところでは1人の女性が10人以上の家族を養わなければならない状況にあります。村に残された女性は、食べ物や薬を買ったり、子どもに充分な教育を受けさせたりするお金を持っていません。オックスファムはネパール西中部のスルケート県において、女性が自ら収入を得られるように、中小企業支援プログラムを実施しています。

オックスファム・ジャパンの活動

中小企業支援プログラム(EDP):野菜の種子の栽培

78957scra.jpg1. 農家に対する基本的な技術支援
野菜の種を栽培するための基礎的な技術を、現地のパブリタ協同組合を通して農家(1250名うち女性は928名)に普及
2. 協同組合への販売研修の実施
3. ネットワーク構築の補助
協同組合と地元の行政組織、銀行、商工会議所や種苗会社のバイヤーとのネットワークを構築


→事業を開始した3年前には、数百キロしか収穫できていなかった野菜の種子が、栽培技術の向上により、2012年には36トン収穫できるようになりました。また、組合の組織体制の強化や、地元の銀行を使えるようになったことにより、収入が大きく増加しました。野菜の栽培を始める以前の協同組合の収入は、年間200万ネパールルピー(約200万円)でしたが、現在では440万ネパールルピー(約440万円)の収入を確保しています。

現地からの声

78805scra.jpgカルパナ・オリさん(パブリタ協同組合のメンバー)
「収入が増えたおかげで子どもたちの食料、教育や健康などを支えることが出来るようになり、自分に自信も持てるようになりました。私の夢は子どもたちが無事に独り立ちすることです。」