オックスファムは、世界90カ国以上で貧困を克服しようとする人々を支援し、
貧困を生み出す状況を変えるために活動する国際協力団体です。

スリランカ

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©Abir Abdullah/ Oxfam

スリランカでは政府・反政府の間の激しい紛争が30年にわたり繰り広げられ、2009年にようやく終結しました。 紛争の終結後、人々は村に戻ることができましたが、荒廃した村の復興は容易ではありません。 オックスファムは、スリランカ北部のバブニヤ県ムルガンウル村で、中小企業支援プログラムを展開しています。復興のけん引役の一つが、村人300人が加入する牛乳の生産者組合です。スリランカにおける牛乳の需要は輸入粉ミルクが大きな割合を占めますが、近年は生乳の需要も増加し、酪農家にとって収入を得るチャンスとなっています。

オックスファム・ジャパンの活動

中小企業支援プログラム(EDP):牛乳と乳製品の加工・販売

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1. バブニヤ県で10の酪農組合の設立支援
2. 紛争で家畜を失った協同組合のメンバーに牛を提供
3. 牛乳を製品化するための加工施設(低温殺菌)を共同組合に提供


→農家は毎日のように新鮮な牛乳を組合に持ち込み、組合で牛乳の計量や検査が行われます。村人から選出されたメンバーで構成される協同組合は、記録された帳簿をもとに、週末、農家に牛乳の代金を支払います。 協同組合では、農家が持ち込んだ牛乳を地元の企業、学校や商店に販売しています。さらに牛乳の加工にも力を入れ、キャラメルやチーズ等の乳製品を作り、地元の商店に販売しています。 協同組合で得た収入の一部は、銀行に預けられます。組合員は銀行に貯蓄されたお金を借りて、新たに牛を購入することができます。そして、協同組合の発展に伴い、毎週のように新たな農家が組合に加入します。

ムルガンウル村の牛乳は、質の高さと安全性から高い評価を得ています。
協同組合に隣接する、サラサ・ビドヤラム小学校も顧客のひとつで、毎日子どもたちへ新鮮な牛乳を届けています。

現地からの声

67773lpra.jpg Kuganeswaryさん
「紛争の間は、外出することが怖くてしかたありませんでした。オックスファムの事業に参加してからは人生が変わった気がします。自分に自信がつき、以前のように怖がることがなくなりました」


Oxfam today 活動情報(スリランカ)