オックスファムは、世界90カ国以上で貧困を克服しようとする人々を支援し、
貧困を生み出す状況を変えるために活動する国際協力団体です。

タンザニア

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©Carly Roberts

タンザニアの多くの人々は農業により、生活に必要な収入を得ています。農業従事者は、国民の約74%を占めていますが、タンザニアのGDPで農業部門の割合は約25%に留まり、他の部門に比べ低い生産性が課題となっています(2008年)。 農村部では男女間の格差も拡大しています。農家の女性は農作業に加え、家事や育児などの家庭内での仕事に追われています。男性の識字率は約80%ですが、女性は約67%で推移し、女性の3人に1人は読み書きができない状況です(2009年)。 タンザニアの主要な生産物であるサイザル麻は、繊維作物の一つで、頑丈なロープやバッグ等の手工芸品を作ることができます。しかし、タンザニアでサイザル麻を生産している村では、効率的に生産することができる施設がありませんでした。これを受け、オックスファムはサイザル麻を生産する農家と農家の女性支援を開始しました。

オックスファムの活動

中小企業支援プログラム(EDP):サイザル麻の生産

74431scrb.jpg ・農家の人々によって構成される小規模な繊維加工会社15社の設立を支援しました。
・農家が繊維加工用の機械を購入するために低利子で資金を融資しました。
・小規模な繊維加工会社の経営に必要な帳簿のつけ方や在庫の管理等のスキル向上に関する研修を提供しました。
・女性の識字率向上に関する教育研修、女性のリーダーシップ向上のための研修を提供しました。
・サイザル麻の生産、加工や販売に携わる関係者が集まり、意見交換を行うフォーラムを設立しました。
・サイザル麻の生産や繊維加工の技術を現地の専門家を通して提供しました。

各種研修における参加者のうち、女性が50%を占め、繊維加工会社15社のうち、8社は女性がリーダーを務めるようになりました。これにより、女性が村内での意思決定に関われるようになりました。また、サイザル麻の生産量増加や繊維加工会社の経営力向上により、事業開始から3年間で農家の収入が約4.5倍に増加しました。

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繊維をよる作業を行う女性。簡易的な手動の機械を使い、サイザル麻の繊維を編みます。サイザル麻のより糸の長さは100mにもなります。このより糸はそのまま販売されたり、頑丈なロープを作るためにさらに紡がれたりします。













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