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武器貿易条約(ATT)発効記念シンポジウム 開催報告

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1月22日、オックスファム・ジャパンでポリシーオフィサーを務める夏木碧が、拓殖大学にて開催された「武器貿易条約(ATT)発効記念シンポジウム ATTの意義・課題と第一回締約国会議に向けた論点」 に登壇しました。本シンポジウムは、オックスファム・ジャパンと拓殖大学海外事情研究所、赤十字国際委員会駐日事務所、「武器と市民社会」研究会の共催により開催され、外務省と「コントロール・アームズ」日本キャンペーン、毎日新聞社に後援いただきました。

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1990年代に構想が提唱されたATTは、2003年に「コントロール・アームズ」国際キャンペーンが始まってから国際的な政策論議が活発化し、2007年以降の国連での交渉を経て、2014年12月24日に発効しました。この条約に対する国際的な注目度の高さを示すように、シンポジウム当日は、NGO、政府関係者、研究者、メディア、企業関係者をはじめ、様々な業界からの約120人の方々に参加いただきました。

シンポジウムは、まず、佐藤丙午氏(拓殖大学教授、「武器と市民社会」共同代表)による開会挨拶の後、外務省の永吉昭一氏からご挨拶をいただきました。

続く報告セッションでは、はじめに柴崎大輔氏(赤十字国際委員会駐日事務所)より、国際赤十字がATTにどのように関わってきたか、ATTと国際人道法はどのように関連しているのかについて報告いただきました。次に、夏木碧(オックスファム・ジャパン、「武器と市民社会」共同代表)より、ATTの主要条項(第2条から第13条)について詳細な解説を行い、2015年8月の第一回締約国会議に向けた課題及び中長期的な課題を説明いたしました。

その後、佐藤教授と福田毅氏(国会図書館調査員)から、ATTの移転許可基準に基づく判断の恣意性や、最近のシリア及び周辺地域の情勢をはじめとする短期的な政策課題に対する効果の有無、「違反」に対する処罰等の措置の可能性、個別の移転に関する各国の可否判断や見解が異なる場合の対処方法などについてコメントや質問をいただき、登壇者のなかで議論が行われました。

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参加者との質疑応答の時間には、関連の専門の方々からご質問をいただき、活発な議論が行われました。ATT発効を記念してこのような機会を設けることができましたこと、ご来場の皆様及び共催・後援団体の皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

活動:調査提言(アドボカシー)
分野:武器貿易条約(ATT) ,紛争と平和
国: