オックスファムは、世界100カ国以上で貧困を克服しようとする人々を支援し、貧困を生み出す状況を変えるために活動する民間の国際協力団体です。

ラオス現地レポート

コーヒーの芳香漂うラオスの村から

●レポート「カトゥアット村から」(コーヒー生産過程)はこちら

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©OxfamAUS/JerryGalea
世界でコーヒーが生産されているのは、赤道を中心とした北緯25度と南緯25度の「コーヒーベルト」といわれる地域です。コーヒーベルトなら、どこでもコーヒーが良く育つという訳ではなく、標高は高いほど、良質なコーヒーが収穫できると言われています。現在、世界のコーヒー生産量トップはブラジル、そのほかアフリカや東南アジアでもコーヒーは生産されています。

途上国のコーヒー生産者の多くが小規模農民です。かつて、小規模農家は、コーヒーから利益をあげ、コーヒーはよりよい未来を築く作物でした。しかし、コーヒー農家に支払われる価格は1990年代後半より恐ろしいほど低下し、2001年の末には30年来の安値となり、「コーヒー危機」が世界の小規模コーヒー農家を襲いました(詳細->オックスファム・インターナショナル著「コーヒー危機 作られる貧困」筑波書房、2002年刊)。コーヒー生産にかかるよりも安い値段で売らざるを得ず、困窮した農家は、土地を手放さざるを得なくなったり、出稼ぎのために家族ばらばらになったりすることで、地域社会に大きな打撃を与えています。2008年現在も、コーヒーの国際価格は不安定で、危機が去ったとは言い難い状況です。

世界的なコーヒー危機は東南アジアの内陸国・ラオスのコーヒー農家にも襲いかかりました。コーヒー価格が下落したため、コーヒー農家は借金を背負い、こどもたちが学校に行けなくなり、コーヒー畑は荒れ放題になりました。
※詳しくはこちら(英文)→http://www.maketradefair.com/en/index.php?file=issues_coffee.htm

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©OxfamAUS/LeeFitzRoy
このような状態のときにオックスファムがコーヒー生産増量と有機栽培のコー ヒー質の改善とコーヒー農家の収入向上を目指すプロジェクトを村の人とともに 開始しました。

コーヒーは1927年に当時の宗主国・フランスによってラオス南部のボラベン高原に導入されました。コーヒー栽培に適した標高の高さ、気候、栄養豊富な土壌に目をつけたのです。こんにち、ラオスのコーヒーの95%がボラベン高原で生産され、この地域の一大農産物となっています。

現在、支援するボラベン高原のコミュニティは当初の5カ村から7カ村に拡大され、コーヒー農家400世帯が参加しています。オックスファム・ジャパンは、日本の市民からのご寄付により、このプロジェクトを資金面で支援しています。

オックスファムは、コーヒー農家が生産者グループを作ることを支援し、その能力強化を行っています。そして、経営や経理、マーケティング、交渉技術などの研修、コーヒーの質と生産量を高める技術や焙煎技術の研修を実施するとともに、コーヒーだけの収入に依存しないように、野菜や生姜など、換金作物の多様化を支援しています。

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カトゥアット村の生産者グループの人たちが、
有機コーヒーの質を点検しています。
©OxfamAUS/JerryGalea
プロジェクトに参加するカトゥアット村の生産者グループによって生産されたコーヒーは日本のフェアトレード会社、(株)オルター・トレード・ジャパンによって輸入され、購入することができます。

●レポート「カトゥアット村から」(コーヒー生産過程)はこちら
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