オックスファム・ジャパンは、干ばつと食料不足に苦しむモザンビーク南部の村々を支援しています。
オックスファムと現地のパートナーNGOは、人々が充分な食料と現金を得られるように、パイナップルやキャッサバ、モロコシ、キビなどの乾燥に強い作物を導入するために、種の配布や農業トレーニング、灌漑施設、土壌改善の支援のほか、牛や羊、鶏ギなど、現金収入につながる家畜の提供を行っています。
さらに、農村の人々が政府に働きかけて政府の支援を得られるよう、農家の組織化、アドボカシー、マネジメントのトレーニングを行っています。
その結果、2009年にはプロジェクト地のひとつであるManhica村の人々は、政府から耕作地を獲得し、村の耕作地は25%も増えて数百人の農家がより多くの食物を生産できるようになりました。
こうした農村での活動の全ては、村人たちの話し合いによって生まれます。どうしたら生活がよくなるのか、誰に働きかければよいのかなど、村人たちの知恵がNGOの働きかけによって引き出されるのです。
村の様子を写真で紹介します。
*写真は全てJoel Chiziane/OxfamAUSが2009年8月に撮影。

羊の配布プログラムで羊を受け取ったPaucina Damiaoさん
3家族で1つのグループをつくり、1グループあたり、3頭の羊を受け取ります。子羊が生まれたら、グループの家族間で分け合い、1家族あたり3頭の羊が行き渡れば、羊を次のグループに引き渡します。羊を手にした人々は、この羊を元手に、もっと羊の数を増やして、それを売って食料や子どもの学費、家の修繕に充てたい、と話します。
プログラムの参加者は、牧羊のトレーニングを受けています。

村の雑貨屋で働くSandra Massingueさん(16才)が、商品の野菜の種を見せてくれています
プロジェクト地のひとつ、キューポ村(Cupo)は他の町や村から遠く離れた半乾燥地帯に位置しています。痩せた土地では家族が食べるのがやっとで、商業活動や現金収入を得る手段が殆どありません。
ここでオックスファムと現地のパートナーNGOは、土壌改善、野菜畑への灌漑施設作り、パイナップルなど乾燥に強い多様な作物作り、農業トレーニングなどの支援を行っています。
さらに、農具や種、生活必需品を扱う雑貨屋を開店させました。

パイナップルを栽培するAbel Simiaoさん
2006年にパイナップルの種をプロジェクトで受け取ってから、順調に収穫量を増やし、2008年には、300個のパイナップルを隣の州で売り、450メティカル(約1,040円)を売り上げました。現金収入を得ることで、家族にそのほかの必要な食料が帰る、とAbelさんは話します。

トマトを収穫するAnita Manuelさん(16才)

事業によって作られたキャベツ畑で収穫するFrancisco Andre Nzuculaさん(15才)

Franciscoさんが、灌漑用水の足こぎポンプで水をくみ上げています

収穫されたメイズを脱穀します

羊の配布プロジェクトに参加したFrancisco J Massangoさん。羊たちは彼のロバにとてもなついていて、ロバの後をついてまわっています